金澤翔子美術館 併設展 | |
歌舞伎役者を15年に渡って撮り続けている写真家・福島力の手による、舞台登場前の役者の姿を収めた写真展です。 「白塗り」や「隈取」は歌舞伎独特の化粧法ですが、これらは全て役者自身の手で施されています。 4人の人気役者たちが化粧によって若々しいスーパーヒーローへ、美しい妙齢の女性へ、そして妖怪などの邪悪なものへと変貌する過程を垣間見ることができます。 会場は、横山大観や芥川龍之介など多くの文人墨客が逗留した新井旅館。 芸術に造詣が深く、芝居通でもあった三代目館主が特に贔屓にし、親しく交遊したのが初代中村吉右衛門でした。 また、「修禅寺物語」の夜叉王を当たり役とした二代目市川左團次も、憩いを求めてたびたび来訪しました。 この度の展示では、写真と併せて新井旅館所蔵の初代中村吉右衛門の書や書簡も公開しています。 梨園の役者たちが愛した新井旅館で、通常は観客の目に触れることのない役者が役を「粧っていく」姿をお楽しみ下さい。 <モデルとなった役者たち> 四代目 市川 左團次 三代目 中村 又五郎 (三代目 中村 歌昇) 五代目 中村 雀右衛門 (七代目 中村 芝雀) 二代目 中村 錦之助 |
会期:平成29年4月1日(土)〜 木曜休館 会場:伊豆修善寺温泉 新井旅館 離れ「紅葉」 ※この展覧会は金澤翔子美術館の併設展となります。 金澤翔子美術館への入館と併せてご覧下さい。 |
写真家 福島 力(ふくしま・りき) 昭和23年2月生まれ。明治学院大学社会学部卒業後、ニューヨークで修行。 昭和61年(有)スタジオリキ設立。広告写真・CF・ビデオ等、ビジュアルに関する仕事に携わる。 |
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金澤翔子はNHK大河ドラマ「平清盛」の題字提供でも知られ、今後の活躍が最も期待される書家の一人です。 ダウン症というハンディを背負っていますが、それ故の純粋性を作品に表現できる希有な作家で、多くの支持を得ています。 日本画家・横山大観の居室兼アトリエとして建てられた新井旅館の離れ「山陽荘」を会場に、大小様々な書を公開しています。 純粋で力強い“魂の書”をご覧下さい。 |
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